金 春 安 明  こんぱる やすあき   能 シテ方
1952年。奈良県奈良市で七十九世金春信高の長男として生まれる。父に師 事。1959年、興福寺薪能『海人』子方で初舞台。1961年『猩々』で初シテ 。学習院大学文学部国文学科卒。2006年宗家継承。金春円満井会顧問、能 楽協会会員、日本能楽会常務理事、重要無形文化財総合指定保持者。 2007年、国際交流基金にて北京大学や上海、重慶に赴き、日本能楽の伝統 、その特色、中国文化との関係、日本能楽の現状などを解説、金春流能楽 の代表作「高砂」と「杜若」の仕舞を演じるなど、中国語で講演する。 シテ方金春流八十世宗家。

金 春 穂 高  こんぱる ほだか   能 シテ方
1965年生まれ。奈良県生まれ。奈良市在住。四歳から祖父の金春流七十七世宗家・金春栄治郎さんと父親の晃實(てるちか)について稽古を始める。 1969年『花筺』の子方で初舞台。1978年『初雪』で初シテ。1980年『石橋』、1986年『乱』、1997年『道成寺』を披く。 神戸大教育学部卒業。金春円満井会理事、能楽協会大阪支部常議員、奈良大講師などを歴任。海外での公演も数多い。

金 春 康 之  こんぱる やすゆき   能 シテ方  http://komparu.com/index.html

1950年 広島生まれ。家は元禄14年(1701)奈良から広島に転居した大鼓金春流の金春市左衛門の子、二世市左衛門の次男金春藤次郎宣忠(寛政11年<1799>75歳没)を初代とする広島大鼓金春流の別家。7歳のとき前宗家金春信高師のすすめで奈良に転居し、シテ方金春流の金春欣三師に師事。2001年、重要無形文化財能楽総合保持者となる。

張 紹 成  ちょう しょうせい   京劇(昆曲)  http://www.kyogeki.info/

1986年「中国京劇院」来日公演に出演。1989年、市川猿之助のスーパー歌舞伎との合同公演「リューオー(龍王)」に出演。1990年、日本で京劇普及に努めるために来日。1992年、日本初のプロ俳優による京劇団を主宰。日本各地での公演活動を中心に、京劇講座や脚本・演出なども手掛けている。現在の中国では養成されなくなった女形の技芸も堪能で、文劇・武劇の両方に優れる役者として稀少。またユネスコ世界無形文化遺産選定北方昆曲劇院を中国より招聘。特別プロデューサでもある。

舞太鼓あすか組   まいだいこあすかぐみ  http://www.aska-gumi.jp/index.html

1990年奈良で設立。主宰:飛鳥大五朗。和太鼓を中心とした多彩な音色と、歌舞伎、能などの優雅な日本舞踊と融合。日本の伝統美を引き継いだ斬新で情緒的な世界が、国内外で高い評価を受けている。フランス五大陸音楽祭、イスタンブール国際音楽祭、ソウルオリンピック開会式、TOYOTA World Convention、フランク・ミューラー来日記念メインイベント、東京ブルガリ・オープニングでの演奏。2007年、世界最大の芸術祭「エジンバラ・フリンジ」での公演は英国のメディアより5つ星の評価を得る。 2009年12月ロシア・クレムリン宮殿での公演を皮切りに、2011年まで「設立20周年記念世界ツアー」を行う。





金 大 偉  きん たいい   総合演出 / 映像・空間構成  http://www.kintaii.com

中国生まれ。来日後、独自の技法と多彩なイマジネーションで音楽、映像、美術などの世界を統合的に表現。近年はアジアをテーマにした音楽や映像作品を、映像空間展示、ファッションショー、国内外でのコンサートやイベントにて様々な要素を融合した斬新な空間や作品を創出。石牟礼道子の『しゅうりりえんえん』『海霊の宮』など映像監督作品多数。音楽CD『Harmony』『東巴TOMPA』7枚、ヒーリング音楽─道「tao」シリーズ3枚、2007年中国の納西族をテーマにしたアルバム2枚を発売。